新郎新婦から突然、結婚式のスピーチを頼まれた。
「人前で話す自信がない。」「初めてでどうしていいかわからない。」
と、不安と緊張で何をしていいかわからない。これならいっそ断ろうかと思っているあなた。
今回紹介する3つのポイントを知っておけば、きっと大丈夫。あなたらしいスピーチをして、新郎新婦の新しい旅立ちをお祝いしましょう。
新郎新婦をお祝いするという気持ちが重要
結婚式のスピーチの役目は、新郎新婦の人となりをお相手の親族やゲストに対し、上手く紹介することです。
なにも上手に話をまとめたり、ウケを狙う必要もありません。まず、二人のことを心からお祝いするという気持ちが一番大切です。たとえ、上手い文章にならなくても、ふたりへの思いがこもっていれば、大丈夫。
上手に言えなくてスピーチが上手くいかなくても、新郎新婦が喜んでくれれば、それでOKです。それに多少失敗した方が、ゲストの方には良い印象を与えると思います。
スピーチをする際の大切な4つのポイント
ポイント①スピーチ原稿を用意する
スピーチは決められた時間が決められているので、その配分等を考えなければいけません。事前にスピーチ原稿を作成しましょう。どのような内容にするか新郎新婦との関係によってテーマを決め原稿を作成しましょう。
二人とのエピソードを見つけましょう。
スピーチのテーマが決定したらメインとなるエピソードを考えます。あなたと新郎の思い出のエピソードを簡単にまとめ、スピーチ原稿のメインにしましょう。
- やさしくて真面目
- おっちょこちょい
- 少し短気だけど男らしい
- 俺たちのリーダ
- 優しすぎて心配
- 怒りっぽいところもあるけど、それ以上に情にもろく、仲間を裏切らない。
- 不器用だけど、すごく真面目。
あなたが日ごろ感じている新郎・新婦の特徴や性格を短く紹介しましょう。間接に箇条書きでかまいません。
また、褒めるだけではなく、少しだけ短所をユーモアを交えて書くことで、ゲストの方々に、新郎新婦の人となりを説明することが出来ます。ただし、短所を書くときには、それ以上の長所を書いてあげると良いでしょう。
ポイント②スピーチ時間は1分半から3分
スピーチは、どんなによい内容であったとしても、長々と話し続けていては聞く方は疲れてしまいます。また、式の進行にも影響するため、ある程度スピーチの時間を考えておきましょう。人間が集中して聴ける時間は、約3分が限度と言われます。
スピーチの時間は、1分半から3分ぐらいがよいといわれています。
〇ストップウォッチで計ってみる。
最終的に原稿が出来たら、声を出して読んでみましょう。出来たら、家族に協力してもらいストップウォッチなどで、スピーチの時間を図ってもらいましょう。
- 専門用語・難しい言葉を使っていないか?
- 何度も同じ言葉を使っていないか?
- 早口になっていないか?
- 笑顔で話せているか?
- 適切な間をとれているか?
- 時間内に話せるか?
正しい言葉づかいをしているか?
同じ意味を表す言葉であっても、相手によって自分がへりくだるか、相手を持ち上げるかによって、使う言葉が違ってきます。
敬語には、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の三つに分かれます。
尊敬語 | 相手や関係する物などに対し、敬意を表す言葉。「お会いになる」「おいでになる」等 |
謙譲語 | 自分がへりくだることによって、間接的に相手に敬意を表す言葉。「お目にかかる」「参上する」等 |
丁寧語 | 丁寧に話すことで、相手に敬意を表す言葉。「会います。」「来ます。」 |
ポイント③スピーチマナーを身につけゲストに好印象を与えましょう。
いざスピーチ本番。
練習で、スピーチは完璧、でも気になるのが、スピーチの時のマナー。スピーチの全体的な流れをおさらいして、シュミレーションしてみましょう。
〇正しいスピーチの流れ
①名前が紹介される。司会者から名前を紹介されたら、まずは落ち着きましょう。そして、ゆっくりと椅子から立ち上がりましょう。ゆっくりとマイクがある場所まで歩きましょう。
②会場に向かって一礼。
マイクの場所に着いたら、背筋を伸ばし45度程度傾け、会場に向かって一礼します。この時、マイクにぶつからないように注意して!
③新郎新婦にあいさつまずは、新郎新婦にお祝いの言葉を伝えましょう。「○○君、○○さん ご結婚おめでとうございます。」
④スピーチいよいよスピーチ開始です。視線は会場全体を見渡すようにし、話始めましょう。緊張すると、早口になりやすいので、ゆっくり話をすることを意識しましょう。
⑤席に戻る。
一歩後ろに下がり、会場に一礼し、ゆっくりと席に戻りましょう。